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Profile
Main Chassis :
3.0mm UD Carbon
Upper Deck :
2.6mm Carbon
Rear Chassis :
2.6mm Carbon
Front Chassis :
2.6mm Carbon
Rear Deck :
1.7mm UD Carbon
Motor :
27T Drome Stock
Retio /Practice:
75t / 52t = 1.44
Retio /Final:
75t / 51t = 1.47
ZeroDrome G5
45度バンクを持つハイバンクオーバルで行われる超ハイスピードレース『WorldDrome』のために一から設計・製作した完全自作シャシー。
オフセットマウントされたバッテリーは最適な重心位置を求めた結果。ハイマウントフロントシャシー+様々な空力付加物でアンダーフロアでのダウンフォース発生をねらっています。

本当はこれとPlus2との間に03年に使用したZeroDromeG4があるのですが、G4の新作加工部分はギア駆動化がメインで、空力処理はむしろ「簡素化して同じ効果を得られないか?」を実験し失敗した(すごく不安定になった)ものなので、掲載を見合わせました。いや、失敗したからじゃなくて観るべきところがあまりないから。

筆者のR/Cカー趣味の中でもっとも大きな位置を占める『WorldDrome』。年に一度のそのレースのためにだけ設計したオリジナルマシンが、ZeroDromeです。
名前の由来は2000年の同レースから使用しているため。ここで紹介するのは04年に使用した改良版で、『G』は当初採用していたベルトドライブシステムに替えて昨年から採用したコンベンショナルなギア駆動のG。『5』は00年にオリジナルモデルが登場して以来、5番目のモデルということです。

右が決勝走行したそのままの状態の、シャシーの画像です。
別ページで紹介しているZeroDromePlus2からの最大の進歩は、空力付加物です。
フロントタイヤ後方に起こる乱流を整流し、できるだけボディの外に吐き出すためのデフレクターは、RIDE社製のF201用空力付加物セットから切り取りました。
こちらは裏面からの画像。
シャシー裏面にはスイッチの位置と操作方法のステッカーを貼ってあります。WorldDromeでは各ヒート終了後の車輌回収とスイッチ操作はオフィシャル任せになりますから、スイッチを探したりする手間を少しでも減らすための配慮です。
以上二つの画像は、クリックすると別ウィンドウで拡大画像(jpeg/70kBytes)を表示します。

フロントのデフレクター部分の拡大画像です。
フロントタイヤが発生する渦流はボディ内部の空気流速を下げてしまい、車体全体を不安定にします。それを軽減するために取り付けました。
ドロームではステアリングを切ることはほとんどありませんが、それでもスピードが高いのでここの空気流は大事なんじゃないかと思います。

で、今年のモデルはフロント下面の空気取り入れ口を半分以上塞ぐカバーを付けていました。
画像の赤い矢印の部品ですが、シャシー下面の空気を引き抜くためのディフューザーが大きい分、ボディとディフューザーの間からの空気の出口が狭いためにどっちみちここからはあまりたくさんの空気は入らないので、流速を早くするために流路を狭くしたものです。

相変わらず巨大なディフューザー。
センタートンネル下端を内側にひねってあるのは、実車F1をマネてみただけでどうしてこうなってるのかわからないままに採用。たぶん渦流処理のためでしょうけど。
また左の画像ではリアタイヤの前まで伸びたリアシャシーが見えます。
ディフューザーの上に見えるピアノ線は、ボディと接触してボディの曲がりを防止し、リアスポイラーで発生したダウンフォースを効率的にリアタイヤに伝えるための部品です。ドロームでも特にトラッククラスでよく見られる加工ですね。

05年にはドロームのレギュレーションが大幅に変わることになるそうで、現行のレギュレーションを前提に製作したZeroDromeシリーズもこれで開発終了ということになりそうです。
次は新作を設計するか、あるいは以前からやってみたかった「TAMIYA F103をベースにしたドロームカー」を考えてみるか、迷っているところ。
でも考えれば考えるほど、F103ベースは制約が多すぎてドロームじゃ難しい気がしているんですけどね。