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R/Cカーを走行させると様々な原因で様々なトラブルが発生します。ここではそんなトラブルの早期発見・対処法をご紹介します。


走行中の異音
走行中にR/Cカーから聞き慣れない音がし始めたら、それはトラブルの前兆である可能性があります。すぐ走行をやめて、チェックしてください。


突然動かなくなった
走行中にR/Cカーが突然動かなくなることがあります。この場合、原因はいくつか考えられるのですが、たいていは故障ではなく安全装置が働いたためなのです。
ハイパワーモーターを使えない低価格のアンプによくついている機能の一つに『ヒートプロテクト』と呼ばれているものがあります。内部の電子部品の損傷を避けるため、アンプ内部の温度が一定以上に上がった時にR/Cカーを動かなくしてしまうのです。
これは安全のためや故障を防ぐための安全装置が働いたようなものですから、故障ではありません。アンプの温度が下がれば再び走行することができます。
しかし、そのまま走らせ始めたらまた同じ原因でストップしてしまいます。R/Cカーに異常があって、それが原因でアンプに負荷がかかってヒートプロテクトが働いた可能性もあります。
走行開始後すぐにヒートプロテクトがかかってしまうようだったら、まず『駆動系の回転抵抗が大きいんじゃないか?』ということを疑ってみましょう。
モーターのピニオンギアを外して、タイヤを設置させない状態で手でスパーギアを回転させてみて、軽く回るかチェックしてみてください。
駆動系に異常がなければ、今までより歯数の少ないピニオンギアをセットして走らせるようにしましょう。そうすればヒートプロテクトがかかるまでの時間が長くなるはずです。


煙を噴いた
R/Cカーが走行中に煙を噴く原因は、いくつか考えられます。
筆者の体験上一番多いのはモーター内部の配線がショートして白煙を噴いた場合ですが、他にも受信機やアンプの内部の電子部品が過負荷に耐えきれずにブローした場合、バック付きアンプを搭載しているのにモーターにショットキーダイオードをつけてしまった場合(バックさせた瞬間にショットキーダイオードが爆発して白煙を噴きます)などが考えられます。
いずれの場合もすぐに走行を中止し、白煙を噴いた原因箇所を特定しましょう。たいていの場合、絶縁に使われているエナメルが燃えているので、匂いで原因箇所がわかります。
メーカーに送る場合は、こちらを参考に修理依頼書を作って同封しておくと、見積もりや修理にかかる時間が大幅に削減できます。


水たまりに落とした
R/Cカーに搭載されている受信機やアンプ、サーボなど電子部品を使った精密機械は、水に非常に弱いものです。
走行中あやまって水たまりの上を走らせてしまったり、あるいは水たまりに落としてしまったりした場合はすぐに走行を中止し、受信機のスイッチを切ってバッテリーのコネクタを抜いてください。
その上で拭き取れる範囲の水滴をすべて拭き取り、2〜3日風通しのいい日陰で乾燥させてください。水が受信機やアンプの中に入っていなければ、これで問題なく動くようになるはずです。
十分に乾燥させても正常な動作が得られない場合は、どこかでショートして壊れてしまったと考えられます。
受信機やアンプ、サーボをもう一つ持っているなら、それらを使って故障している部分を特定してメーカーに修理に出しましょう。
メーカーに送る場合は、こちらを参考に修理依頼書を作って同封しておくと、見積もりや修理にかかる時間が大幅に削減できます。


ノイズ(電波雑音)対策
走行中に突然あらぬ方向に走り出す電波トラブルは困ったものです。しかし電波を使うホビーであるRCには付き物のトラブルでもあります。
ここでは、少しでも電波トラブルを減らす方法を解説します。

まず電波トラブルをいくつかの種類に切り分けてみましょう。
ノーコン対策
アンプに装着するキャパシタと同じ考え方で、受信機の瞬間的な電力不足を補うために、受信機の電源ラインに電解コンデンサを装着します。ノイズ除去の効果を考慮して、同時にモーターにつけるのと同じノイズキラーコンデンサも取り付けました。
電解コンデンサは耐圧16V、容量100マイクロF程度でよいようです。
電解コンデンサには極性があるので注意してください。
電子部品屋さんに行くと、「電波ノイズ防御シール」としてアルミ箔と銅箔のシールが売られていました。
裏面の対応周波数表を見ると、RCカー用電波にはアルミ箔の方が有効そうでしたが、筆者は両方買って、先に銅箔、上からアルミ箔、という順序で受信機ケースに貼り付けました。受信機を高周波アンプと隣り合わせで設置しても電波トラブルは一切なし。シールの効果はあったようです。
画像左端は、受信機ケースにぴったり貼り付けられるようにシートから切り出した状態です。