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このページについて

このページは筆者の趣味の一つであるモータースポーツについて、観戦レポートや感じたことなどを書きつづっていくページです。
書いてあることは筆者個人の感想なのであらかじめご了承下さい。

筆者自身が自家用車でサーキット走行したことについては、クルマが好きッのページにありますのでそちらをご覧下さい。

Day0 Ceremonial Start 帯広

一足早く秋の気配が忍び寄る帯広の夜は、人々の熱気に包まれていた。
2004年世界ラリー選手権 第11戦 ラリー・ジャパン。
9月2日 木曜日、セレモニアルスタート。

公式に五万二千人と発表された大観衆に埋め尽くされた帯広駅前の大通り特設会場で、セレモニーは行われた。
セレモニアルスタートはゼッケンの逆順で行われる。ゼロカーをドライブするトミ・マキネンを皮切りに、全日本ラリーから挑戦してきたドライバー達、併催されるアジアパシフィック選手権に参加しているドライバー達、そして当代最強のラリーカーであるWRカーを操るトップドライバー達が次々と目の前を通っていく。
スタート練習のごとくバーンアウトを繰り返しながら、沿道のファンに手を振りながら、またあるいは車内から大きく手を伸ばしてファンとタッチを繰り返しながら……
そして観衆の興奮が最高潮に達した最後のゼッケン1。ペター・ソルベルグは、もはや十八番といってもいいハコ乗り……というかドアを開けて完全に車外に身体を出しての走行で大観衆の声援に応えた。
ここは日本。スバルの母国。
沿道ではたくさんのスバルの青い旗が振られている。ファンに対する派手なアピールから『ハリウッド』と呼ばれている彼にとって、これほどの『劇場』はそうあるまい。
『ついに日本にWRCがやってきた』
式典が終わった後も、感慨深い思いと興奮の余韻とが長く人々の胸を占め続けていた。

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Day1 SS4陸別→北愛国SP→SS9札内

ラリー一日目、SS4を観戦するバスツアーから離れて筆者は独り北愛国サービスパークへ向かいました。
第三セクター鉄道『ふるさと銀河線』陸別駅から快速『銀河』で帯広まで、約一時間半。途中池田駅でスイッチバック&他列車と連結するという珍しい光景を見ることもでき、ちょっとした旅行気分です。
しかも線路がラリーカーが走るリエゾン区間と併走していて、車窓から一般車両に混じって走るラリーカーを目撃することもしばしば。
決まった席に座って観戦するサーキットのレースとは違って、ラリーの観戦は自分で移動しながらするものなんだということを実感できたひとときでした。

サービスパークはすでにトップグループのWRカーが出て行った後で、のんびりした雰囲気でした。そういう雰囲気を感じてみたくてこの時間にここにやってきたわけです。
TV中継ではいつも厳しい顔をしているコラード・プロベラも、なんだかにやにや笑っていました。

夜だったのでロクな画像が撮れずに載せるのは断念しましたが、その後ツアーと合流して観戦した札内スーパーSSは大迫力!
あたかも対決しているかのごとく二台併走するWRカーがジャンプ、ドリフト等々派手なアクションで魅せてくれます。ヘッドライトの光と、音と匂い、そして降りかかってくる砂埃までもが『本物』。これぞWRC。

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Day2 SS12 & SS17陸別→北愛国SP

この日は筆者が前日見逃した陸別のスーパーSSを2つ観戦した後、北愛国SPへバスで移動する、という日程。
陸別会場はスーパーSSといっても、通常のSSと同じく1台ずつ走行。ルートは、スタート後に林道風の区間があり、ゴール前に曲がりくねったオフロードサーキットを走るというもの。筆者は林道風区間の高速セクションに陣取って観戦しました。

SS会場入り口から三〇分近く山道を登ったり下りたり、筆者が観戦場所に到着した時にはすでにSS12は半分以上の車が通りすぎた後。もっとも筆者は後半に走るプライベーター達にも興味ありありなので、ノープロブレム。どうせトップグループはこの後(といっても五時間待ち)行われるSS17で見れるのだし……
前日のSSで浮き砂が払われガチガチの岩のような路面が露出した滑りやすい路面を、スズキスイフトが、ダイハツストーリアが、プジョー206が、ルノークリオが、ダイハツシャレードやトヨタスターレット、トヨタヴィッツが駆け抜けていく様は、かわいいやら格好いいやら……。プントがいないのが残念だなぁ。

その後移動した北愛国SP(移動はバスで二時間!)は、すでにお店も閉まっていてちょっと寂しい雰囲気。
しかしラリー二日目を走り終えたクルマ達を迎え入れる各チームのサービスエリアは、これからが仕事です。
フォードのエリア前に陣取ってそんな作業の様子を間近に見ながら、筆者はここでマルコ・マルティンとフランソワ・デュバル、二人のサインをGETしました。

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Day3 SS24札内→北愛国SP

最終日の札内スーパーSSは、日曜の昼間ということもあってかすごい大観衆で盛り上がりました。
特に二周目の最終コーナーに二台が並んで入ってくると、地響きのような歓声が会場を包みます。
高回転NA特有の甲高い排気音を響かせながらFF・NA1600ccのイグニススーパー1600が4WD・2000ccターボのランサーエボリューションと互角の勝負を見せてくれたりすると、興奮は最高潮。
走行距離が短いためラリーの結果にはそれほど影響のないスーパーSSですが、やはり二台併走の魅力というモノでしょう。

ゴール後の仮表彰式を見るために訪れた北愛国SPでしたが、とんでもない数のギャラリーで表彰式は断念。筆者はイグニスを走らせるスズキのサービスエリアを中心に、プライベーターのピットを見て回りました。
クルマが帰ってくる前、暇そうにしていたモンスター田嶋さんに「写真撮っていいですか?」と声をかけたら「いいよー」と言いながらどんどん近づいてきてくれたり、帰ってきたクルマとドライバーをバックにチーム全員で記念撮影をするプライベーターチームなど、WRCを戦うチームに比べるとアットホームで気さくな雰囲気のピットは、見て歩いていても気持ちのいいものでした。

優勝したペター・ソルベルグを囲むスバルのサービスエリアの大歓声を聞きながら、スズキでもらった、ベーサ・ミッコラとその父ハンヌ・ミッコラのサインに満足し、北愛国SPを出たのでした。

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