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このページについて

このページは筆者の趣味の一つであるモータースポーツについて、観戦レポートや感じたことなどを書きつづっていくページです。
書いてあることは筆者個人の感想なのであらかじめご了承下さい。

筆者自身が自家用車でサーキット走行したことについては、クルマが好きッのページにありますのでそちらをご覧下さい。

2002 CART FedEx Championship Series
第3戦"POTENZA500"
もうほとんど恒例行事と化してきた感のあるもてぎのCART観戦。
なにしろ大阪からの遠征なので大変なのですが、毎年それだけの価値は見せてくれるすごいレースです。
今年は実は、レース観戦ともう一つ、目的がありました。
みてくれR/Cで紹介しているコースマーシャルのレッカー車を、本物のCARTセィフティクルーたちに見せることです。
大阪から10時間のドライブの末辿り着いたツインリンクもてぎ。サーキットゲートに近い駐車場は当然もう埋まってしまっています。
係員さんに誘導されてやっと停められたのは、サーキットゲートまで数100メートルはあろうかという、コレクションホールを越えた先。
まあ、それはいつものことなのですが、昨年まではホンダコレクションホールでアシスト自転車をレンタルしてくれるのですが、何故か今年はそれが無くなっちゃってる……(泣)
仕方なく、ラジコントラックとプロポをダンボール箱に入れ(約2.5kg。しかも結構かさばるんだ、コレが)、折り畳み椅子と少々の手荷物を持ってサーキットゲートまで歩きます。
これも毎年のことですが、筆者がサーキットに到着するのは朝の10時過ぎ。すでにサーキットではフリー走行が始まっています。
今年は前売りでパドックパスを買えたので、とりあえずピット上観戦エリアに入って折り畳み椅子で場所を確保。で、まずは腹ごしらえ。コース上ではレースカーがビュンビュン走ってるんですが、とりあえず何か腹に入れないと倒れそうなので毎年着くなり朝食ということになってしまいます。
いつもはその後長時間運転の疲れが出るのか眠くなって寝てしまう(エンジンがバリバリうるさいのに、それがかえって気持ちよく寝られるってのは不思議なんだけど)んですが、今年はわりと疲れがマシで、眠くなりません。
といっても、目当てのトラッククルーたちはレースカーが走っている間はサーキット各所の持ち場に行っていて、合うことはできません。とりあえずここは、フリー走行を見ることにします。
ふと、妙なことに気付きました。タイトル画像を見て貰えればわかりますが、レースの名前が昨年までの『Firestone FireHowk 500』から『Bridgestone POTENZA 500』になっています。日本市場でほとんど扱われていないファイアホークブランドよりも、メジャーなブリジストンブランドを選んだということでしょうが……
(もしかして……)
車検場を見に行くと、やっぱりそうでした。タイヤのブランドも、『Bridgestone POTENZA』になっています。もちろん、このレースだけの処置です。
(右画像は走行後車検場に運び込まれたところの高木虎之助車。溝付きタイヤはピット内を移動させるとき用の『転がし用』タイヤです。オーバルレースはウェットではレースしませんのでレースで使用することはありません)
パドック裏をウロウロしていて、もう一つ気付いたことが。
なんと今年のペースカーチームのドライバーは、全員女性!
そういえばペースカーが出動したときに場内アナウンスでなんか言ってたような気がする。いや、エンジンの音でほとんど聞こえないんですけどね。
CARTシリーズのファンサービスの一環なのでしょうか。たぶんシリーズ全戦一緒に回っているんでしょうね。
う〜ん。かっちょいい。キャンギャルはあまり好きでない筆者ですが、こういうのはいいですね。
ちなみに今年もてぎで使用されたペースカーは、新型NSXとインテグラType-Rでした。
画像はメインで使用されていたNSXです。
フリー走行が終わり、セイフティクルーたちが帰ってきました。ついに、筆者にとっての本番。デカいダンボール箱とデジカメを持って、彼らが使っているピットガレージの前に向かいます。
ちょうど帰ってきたトラックを『作り直すときの資料に……』と思って撮影していると、なんと向こうから声をかけてくれました。かなり年輩の、セイフティクルーたちの中でもリーダー的な人みたい。(下画像右端)
「中へ入ってもっと撮れ」と言ってくれているようです。(筆者は英語はほとんどしゃべれないけど、聞く方はだいたいの意味くらいはわかる)
言われるままにガレージの中にはいり、「Please show my car.」
怪訝な顔をして近寄ってくる彼の目の前でダンボール箱の中からトラックを取り出すと、結構ウケてます。
身振りで「ここを走らせろ」と言っているようです。早速プロポとクルマのスイッチを入れて、走らせました。ところが、バッテリーの充電が上手くいってなかったのか、すぐに止まってしまいます。
「Tomorrow, Prease show agein」
と、翌日の再挑戦を約束してその日は別れました。
さて、翌日。
前夜の内に送信機側も走行用もバッテリーは再充電。さらにテスト走行も万全に済ませて、朝のフリー走行前の時間に再びピットガレージを訪ねました。
昨日とはうって変わって快調に走行。電飾もピカピカ。最初ガレージのあちこちで思い思いにくつろいでいたクルー達が、いつのまにかわらわらと集まってきます。大ウケ。

そして、こうなったら当然ともいえる撮影会がはじまりました。
クルーのほとんどが並んでくれて、最初に筆者が撮影。すると、

「お前も来い!」と身振りで呼んでくれました。近くにいた人に頼んで、右側の写真を撮ってもらいました。
クルー達も、バッグから自分のカメラを取り出してきて撮っていました。

一通り集合写真撮影が終わると、クルーの一人がクルマを持っていって、今度はモデルになった実車のセイフティトラックの横に置いてくれました。

こんな風に、レースそっちのけでセイフティクルーたちと交流して楽しんだ今年のもてぎ。
アメリカン・モータースポーツはこういう楽しみ方もあるということです。はい。