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重要なご注意
マグライトの電球はガラス製です。
RCカーに使用する場合は、万一球が割れても路面にガラスの破片をバラまかないような配慮が必要です。
また発熱も非常に大きいので、リフレクタやレンズ・ポリカボディなどに球が接しないように製作する必要があります。

このページの記事を参考に製作された電飾が原因で何らかのトラブルが発生しても、筆者は一切の責任を負いません。製作は細心の注意と共に自己責任で行って下さい。


ご注意
マグライト球は正しく配線されていても比較的短時間で切れる事があります。特に間に抵抗を挟んだ2灯の回路(回路図の緑色の回路)でよく切れるようです。
球が一つでも切れると、直列に繋がっている他の球も消えてしまいます。
可能ならば、切れても不自然に見えないように球を配置するのがいいでしょう。

またマグライト球はあまりたくさん点けるとモーター用の電流が供給不足になって所謂「パンチがない」「最高速がのびない」状態になります。ほどほどに。

マグライト電飾
白色や青色のLEDは昼間の野外ではほとんど光っているのが認識できません。
真夏の炎天下でもなんとか光っていることが確認できるヘッドライト。それを実現するために、マグライト球を使用した電飾を製作しました。
LEDと違い、実車と同じハロゲン球を使用した電飾は、非常にリアルな光を再現する事ができます。
LEDとはまったく違ったノウハウを必要とするこのマグライト電飾の作り方をご紹介します。
回路の設計

回路の設計といっても難しい事はありません。マグライト球を何個使用するかによって、配線の仕方を変える必要があるだけです。
直列と並列、小学校の理科のレベルで問題なく設計できます。

まず注意しなければならないのは、マグライト球は消費電流が多いので受信機の端子からは電源が取れないという事です。ノーコンや故障の原因になりますので絶対に受信機から電源を取るのはやめて下さい。
電源は、走行用バッテリーから直に取ります。

マグライト球は単三電池2本で点灯します。走行用の7.2Vバッテリーはセルが6個直列に繋がっているわけですから、マグライト球3つを直列につないでやれば普通に点灯します。
問題は大抵の場合、RCカーの電飾に必要な電球の数が「3つ」ではないということで、ここで設計の必要が出てきます。
作例として、これまで一番複雑だったマグライト球8灯の場合をご紹介します。
8灯を3灯×2組+2灯×1組に分け、直列3灯の2組はそのまま電源へ並列に、2灯の1組は電圧を調整するため6.8オームの酸化金属抵抗を挟んでやはり電源へ並列につないであります。

ボディによって2灯だけ必要な場合は画像の緑の回路のみを、6灯必要なときは赤と青の回路を使用すればいいわけです。
自動車モデルの場合「車輌全体で1灯」ということはまず考えにくいので、これであらゆる場合に対応できると思います。

リフレクタの取り付け

リフレクタを自作する方法もありますが、それはLED電飾の項に譲って、ここでは既成の成型済みリフレクタを流用する場合をご紹介します。
というのも、マグライト球は発熱が大きいのでウレタンスポンジなどをリフレクタに使うのは少し不安があるからです。
筆者がよく使うリフレクタの材料を、下表にまとめておきます。

項目

使








画像備考
マグライト用
リフレクタ
××マグライト取扱店で補修部品として取り寄せてもらえる。価格は為替レートによって変動。
AA用というサイズがラリーカーの大型フォグランプに最適。
プラモ/RC用
メッキ部品
いろいろ×タミヤモデラーズギャラリーのジャンク市やアフターパーツとして入手。
1/12バイク用の部品やビッグフットトラック用の部品が使いやすい。
プラモ用部品いろいろ××ガンダムのプラモデル用アフターパーツとして売られている『バーニヤセット』などにアルミシールを貼って使用する。
シールをきれいに貼るのがちょっと難しい。
LED用リフレクタ丸/四角×LEDや小さなキセノン管用として電子部品店などに置かれている。LED用のものはほとんど見かけない。
画像はアルミ製のキセノン管用リフレクタ。

これらの部品をボディに合うように削り込むか、または左画像のようにウレタンスポンジなどで筒状の台座を作ってボディに接着します。接着剤にはシューグーを使用します。
クラッシュなどで脱落しないように、グラスクロスなども援用してしっかり固定して下さい。 台座のスポンジの加工はボディ塗装前の方が簡単です。接着するのはもちろん塗装後です。


配線

電源を走行用バッテリーから直接取っているので、配線には万全の注意を払う必要があります。
特に絶縁には気をつかって下さい。ショートすると出火の原因にもなり得ます。
特にマグライト球の端子に導線を半田付けする部分の絶縁には注意が必要です。走行の振動やクラッシュでもショートしないように注意しましょう。
なおマグライト球に極性はありません。+−どちらにつないでも光ります。

右の画像のように、アンプ側のコネクタに細いコードを追加するのがいいでしょう。
このままだとバッテリーを差している間は電飾が点きっぱなしになってしまうので、この細い線の途中にスイッチを挟むのもいいと思います。(筆者は多くの場合スイッチは付けずに直結です)

コネクタはプロポメーカー用のコネクタでも、ミニRC用の小さいコネクタでも大丈夫です。
差し込むときに他のコネクタと間違えないようにするのと、シャシー側のギアやベルトなど・ボディ側ではボディピンなどと干渉しないように注意して下さい。
筆者はボディ側の配線は極力黒のガムテープでボディ裏面に貼り付けてしまい、コネクタに繋がる部分だけ5cmほどたらしておきます。
シャシー側のコネクタは多くの場合フロントダンパーステーの中央部あたりにタイラップで縛り付けてあります。

マグライト球をリフレクタに取り付ける場合、シューグーでも一応は大丈夫のようですが、筆者は発熱を考慮して熱に強いエポキシ系接着剤を使用しています。
よく球切れが起こるのであまりゴテゴテと接着剤を盛りつけたくないのですが、クラッシュなどで球が脱落して割れるとガラスの破片を路面に蒔くことになってしまうので、少量でしっかりと接着できる点でも、エポキシ系接着剤を使用する事をおすすめします。