筆者のR/Cカー趣味の中でもっとも大きな位置を占める『WorldDrome』。年に一度のそのレースはさしてボディが痛みはしないんですが、せっかくの大イベントということで毎年新ボディを投入しています。
2002年に使用したのはいつもの PROTOform 社製 DODGE SILVARADO Sports Truck に青い宇宙空間を表現したオリジナルカラーリングに、必要もないのにドライバー人形を搭載したボディでした。
こんなカラーリングは実車 NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES にはありません。
ただ、99年にWinston Cup のすぐしたのカテゴリーである BUSCH GRAND NATIONALS に、Geff Gordon 選手が PEPSI のスポンサードで StarWars Episode1 のカラーリングを使用した時に、ストックカー全面に宇宙空間の模様を描いたことはあります。
この『宇宙カラー』自体、2000年の WorldDrome 参加のために前述の StarWars Episode1 MONTECARLOを再現するために使ったペイントテクニックを使用しています。ボンネットに大きく貼られた『Sneakers』のロゴは、角川書店から出ている雑誌です。ちょうどこの年のドロームの直後、2002年6月末に発売される同誌に拙作が掲載されるということで、そのコマーシャルです。
このレースの舞台となる修善寺サイクルスポーツセンターのオーバルピストでは、強いバンク角と操縦席の位置の低さから、光線の角度によって走行中にキャビンの中が見えることがあります。
前年にそのことに気が付いた筆者は、2002年からドライバー人形を乗せることにしました。
何しろこのレース、走っているクルマが格好良くて見惚れちゃうこともしばしば。そんな時、ドライバー人形があればもっと格好良くなるだろうと思ったのでした。
ドライバー人形はTAMIYAのTB01用の部品を使用しました。NASCAR風のドライビングポジションを再現するため、腕を一旦切って胴体と近い位置に接着しなおしてあります。
もっとも、運転席側にはネットを再現したステッカーを貼ってしまうためにこの角度からしか見えないのですが。
しかし走行中コクピットの中にちらりと人影らしきものが見えた瞬間、「ドライバー人形乗せといてよかった!」と思ったのでした。