2004年マルク杯のために製作したボディです。マルク杯とは年に1度行われている大阪の模型卸業者『マルク』が主催するレースで、巨大水族館『海遊館』の前を特設サーキットにして、楽しいレースが行われます。場所が場所だけにR/Cに興味のない親子連れの観客も多く、電飾や派手なカラーリングを施したマシンには声援が飛びます。まあ、このボディはマイナーな実車を再現したものなので完全にマニア受けですが。
ベースとなったボディはPROTECHという日本未輸入のメーカーのボディで、AORcのかほるさんにお願いして輸入してもらいました。
なにしろフランス国内選手権かどうかすらあやしいマイナーなワンメイクカテゴリの出場車です。日本国内では資料写真すらロクに手に入らず、このカラーリングはwebのミニカー通販店のサイトで見つけたものだけを頼りに塗装しました。メインスポンサーの『COLBER』は、建設機械関係の会社(製造なのか販売なのか、サイトがフランス語では手も足も出ず)らしいです。
それ以外のスポンサーステッカーはテキトーです。ドア下端の白いステッカーは『SANWA』(使っているプロポのメーカー)『マルク』(レースの主催者)『タミヤ』(シャシーのメーカー)とRC関連ばかりだし、ボンネット後端&リアホイルアーチ上はお世話になっている実車ショップの『Profi』だし。あんま関係ないけどドライバー名も『Y.TSUDUKI』になっています。
実はこれらのステッカーは、資料にしたミニカーの画像が小さすぎて判読できなかったのでした。
カラーリングは往年のルノーワークスを思わせるイエロー/ブラックと、白の代わりにシルバーを使ったなかなか格好いいもので、気に入っています。
時間がなくて電飾が出来なかったのが残念ですね。ヘッドライトは実車が完全にステッカーで覆ってしまっていますので点けられませんが、ブレーキランプは点けたかったです。シャシーのTA04Rにはタミヤのブレーキ回路キットが積みっぱなしになっていますし。
前後のオーバーハングが極端に小さいせいでしょうが、このボディ、標準サイズより短いショートホイルベース用だと思われることが多いです。
実車でもハッチバック車は好きですし、このボディも気には入っているのですが、リアウィングがまったく効いていないようで走行安定性はめちゃくちゃですね。(笑)