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NHRA
RC Magazine
TAMIYA
HPI Japan
TB Twin Drug
オーバルレースと並んでアメリカンモータースポーツのもう一つの柱が、400メートル発進加速を競うドラッグレース。
NHRAに代表されるこの単純極まりないレースの為に作られたのが、長大なホイールベースと狭いトレッド、細いフロントタイヤと巨大なリアタイヤを持つドラッグレーサーである。

RC Magazine誌主催の無制限&ドラッグレース、ドラッグクラスに参戦するために製作し、一年の時を経てついに日の目を見た自作ドラッグカーです。
というのも実は筆者、04年の同レースにエントリーしていてこのマシンもほぼ完成させていたものの、イベント直前に体調を崩して参加できなかったのでした。
未完成のまま一年間放置されていたマシンを、05年のイベントに合わせて完成させたのが、右画像のシャシーです。
なおこの画像はイベント前のシェイクダウンテスト時に撮影したもので、実際にイベントで使用した状態とはフロントウィングとバッテリーのコネクターが違います。

コンセプトとしては、TB-01用ギアボックスを使用してモーター2個をリアオーバーハングに搭載。これによりパワーとリアタイヤの荷重をかせぎ、バッテリーとアンプも2セット搭載することで信頼性を確保しよう。というもの。それ以外は非常に単純な構造になってます。

上から順に部品を説明していきます。
フロントウィングはF103用を使用します。画像のがどのボディ用のウィングなのか不明です。このウィングはシェイクダウンテストで曲げてしまったため、本戦ではフェラーリF92A用のフロントウィングを加工して使用しました。
フロントサスペンションはHPIのトゥエルブのものをそのまま移植してあります。なぜアソシでなくHPIかというと、組んだままのが手近にあったからで、なにせドラッグカーなのでフロントはなんでもよかったのです。ただしアップライトはタミヤ・ダイナストームからの流用です。
フロントはなんでもいいのがもっと如実に見て取れるのが、タイヤ。この幅の狭いゴムタイヤは、タミヤの工作基本セットのものを使用しました。ホイールのセンターにアルミパイプをエポキシ系接着剤で接着してベアリングを固定するという荒技付き。
サーボマウントはゼロドロームから流用。というか、サーボごと移植しました。

バッテリーホルダーはテック製。
アッパーデッキの上に二つ並べて設置してあるアンプですが、二股コードを介して受信機のTH側端子に繋がっています。片側のアンプの+線(赤色のコード)のコネクタピンを抜いて受信機への電源供給を片側のアンプからのみ行っています。

リアのギアボックスとロアサスアームはTB-01用。ボディ全幅の関係でハブキャリアはダイナストーム用を使用。それにあわせてユニバーサルシャフトはM03用を使用しています。
リアホイールはスーパーテン用のスポンジ用を、サスアームへの干渉を避けるために幅を切りつめて使用。タイヤは1/8GPカー用のフロントタイヤを、これも幅を詰めてあります。
モーターマウントはTB01用オプションのアルミマウント、左側の方はモーター支持部だけを残してカットして使用。センターシャフトもTB01用をカットして使用しています。

モーターは特売で入手したヨコモ製10Tモディファイモーターを二個搭載したのですが、これがイベント当日大変な事態を招くことに……
シェイクダウンテストではなんてことなく走っていたのに、イベント当日、最初のタイム計測でスロットルを入れた瞬間ガガガガガガッという異音発生。ギアボックス内のベベルギアが右画像のように見事に削れていました。パワーありすぎ(笑)
会場はタミヤ掛川サーキット。サーキットショップはつい先日閉店したばかりということ。近くにある部品を売ってそうなお店を教えてもらい、TG10Mk2用の金属製ベベルギアを買って来てかなり無理矢理な加工の末無事修理完了。なんとか走行にこぎ着けた午後の予選では二回の走行とも直進できず、終了でした。
直進できない原因はおそらくモーターが発する反トルクの影響。つくづくオーバーパワーにしたのが間違いの元でした。まあそれなりにウケは取れたのでよしとしましょう。

ツインモーターのパワーと共鳴音は独特の魅力があります。
来年の同レースにも、これとはまったく違ったスタイルのツインモーターカーを投入しようと考えています。